IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方へ

2021年12月9日

IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方へ
IHクッキングヒーターを買いたいが健康被害があるということを聞いて心配している方もいるのではないでしょうか。

ここでは、IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方へ、IHクッキングヒーターの電磁波による健康被害、IHクッキングヒーターの電磁波のQ&A、エコキュートの低周波音による健康被害の要因と対策法についてご紹介します。
IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方へ
■IHクッキングヒーターの電磁波による健康被害

IHクッキングヒーターを使うときに発生する電磁波は、大きく国際的なガイドラインを下回っており、健康被害は認められていません。
電磁波は、IHクッキングヒーターのみから発生するものではなく、自然界でも太陽光線などで発生するものです。
IHクッキングヒーターは電磁波が多量に発生していると誤解されていることがありますが、普通の家電品と比較しても電磁波のレベルは同じです。

●電磁波とは?

電磁波というのは、X線、電波、太陽光線などにも含まれており、空間を伝播する電磁界エネルギーの波です。
地球上に電磁波はくまなくあり、電磁波と人類は古くから共存してきたともいえます。
また、家電品、電気を動力や熱に変換している電車やヒーターなどは、電磁波が必ず発生しています。
IHクッキングヒーターは、磁力線の作用によって鍋そのものが発熱するもので、電磁波は普通の家電品と比較してもレベルが同じであり、極端に多いとうことではありません。

●電磁波の国際的なガイドライン

電磁波(300GHz以下)からの人体の防護については、ガイドラインとして国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)という世界保健機関(WHO)と国際労働機関(ILO)に協力しているところが公表しています。
電磁波の影響については現在結論が明確に出ていなく、法規制もありませんが、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインが世界保健機関(WHO)が採用すべきと勧告しており、国際的に認められたものとしてあります。
このガイドラインは、電磁波による組織や神経に対する刺激作用について、余裕を十分にとっています。
このガイドラインでは、電磁波に人体が晒されたときに電磁波によって体の中に最大の電流が流れる条件で設定しています。
これは均一な電磁波を全身に浴びるため、全身曝露といいます。
なお、人体に対する影響が周波数によって違うため、電磁波のレベルが周波数ごとに設定されています。
IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方へ
■IHクッキングヒーターの電磁波のQ&A

ここでは、IHクッキングヒーターの電磁波のQ&Aについてご紹介します。

Q:電磁波とは?
A:電界は電気のあるところに発生します。
磁界は電流が流れると発生します。
この電界と磁界が一緒になったものが電磁界で、交互に電界と磁界が作用して空間を伝播する電磁界の波が電磁波です。
自然界における電磁波としては、太陽光線、雷などがあります。
そのため、電磁波が発生しているのはIHクッキングヒーター以外にもあります。
電磁調理器ともIHクッキングヒーターはいわれているため、電磁波がIHクッキングヒーターから多く出ているという間違ったイメージを持っている方もいるようです。
なお、IHクッキングヒーターなどから発生している電磁波は、主に磁界です。
一般的に、日本では電磁波としているため、ここでも磁界と電磁波を同じものとします。

Q:国際規格が電磁波の安全基準についてあるか?
A:書籍などでは、1mGが電磁波の安全基準となっています。
例えば、1mGの電磁波の安全基準を守るために、調理するときは3m以上IHクッキングヒーターから離れましょうというような記事が書籍などに載ったりしています。
しかし、電磁波の安全基準が1mGというような国際規格はありません。
現在、採用すべきと世界保健機関(WHO)が勧告しており、国際的に認められている安全基準については、ガイドラインとして国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)によって公表されています。
この安全基準は、神経や組織への電磁波による刺激作用について、安全係数として十分大きなものを織り込んでいます。
このガイドラインでは、電磁波の作用によって人体に流れる電流の限度値(体内電界強度)を基本制限としています。
この基本制限は、守る必要があるものです。
しかし、直接人体に流れる電流は測れないため、電磁波に人体が晒されたときは、人体に流れる電流が最大になる条件での電磁波の限度値を参考レベルとして設定しています。
なお、人体に対する作用が周波数によって違うため、異なる参考レベルが周波数ごとに設定されています。
IHクッキングヒーターからの電磁波は均一ではありません。
人体への作用は、部分曝露で部分的なものです。
同じ電磁波の測定値でも、人体への作用は全身曝露よりも部分曝露の方が小さくなります。
そのため、体内に流れる電流が小さくなります。
参考レベルを測定値がオーバーしていても、基本制限をオーバーしているということではありません。

また、IHクッキングヒーターの電磁波は、単一の周波数ではありません。
このようなことから、ガイドラインへの適合を判定するために、IHクッキングヒーターからの電磁波を測るのは簡単ではありません。
そのため、IHクッキングヒーターなどの家電品からの電磁波のガイドラインへの適合を判定するために、国際規格(IEC62233)として国際電気標準会議(IEC)によって測定方法が制定されています。
この国際規格では、ガイドラインへの適合が確実に判定できるように、部分曝露の効果と複数の周波数の効果を織り込んで、基準を100%として測るようにしています。
そのため、ガイドライン値を100%以下の測定値であれば下回り、ガイドラインに適合するようになります。
なお、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)というのは、世界保健機関(WHO)と公式に関係がある有識者や大学の研究者からなる中立的な非政府組織(NGO)で、WHO国際電磁界プロジェクトとして活動しています。
そのため、団体としては企業寄りのものではありません。
また、世界保健機関(WHO)は、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が決めるガイドラインのレベルを守っていると健康に対する電磁波のリスクが少なくなると説明しています。

Q:IHクッキングヒーターの電磁波はどの程度のレベルか?
A:IHクッキングヒーターの電磁波は、別の家電品と比較しても高いレベルではありません。
国際規格(IEC62233)の測定方法によってIHクッキングヒーターの電磁波を測った結果、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインのレベルを下回っています。

Q:電磁波は発ガン性があるのではないか?
A:電磁波についての書籍などでは、発がん性研究成果として小児白血病などの話が載っていますが、世界保健機関(WHO)の付属機関の国際がん研究機関(IARC)の2001年10月のレポートによると、300Hz以下の極低周波磁界はグループ2Bのカテゴリーに分類されています。
そのため、極低周波磁界による発がん性は漬物、コーヒーなどとレベルが同じで、グループ1のカテゴリーのように発ガン性があるカテゴリーに分類されているアスベストやタバコとは大きくレベルが違っています。
国際がん研究機関(IARC)による発がん性の分類としては、次のようになっています。
グループ1は、発がん性があるもので、アスベスト、タバコ、ダイオキシン、アルコール飲料、太陽光などがあります。
グループ2Aは、おそらく発がん性があるもので、紫外線、ホルムアルデヒド、クレオソート(木材の防腐剤)などがあります。
グループ2Bは、発がん性があるかもしれないもので、漬物、コーヒー、ガソリン、わらび、超低周波磁界などがあります。
グループ3は、発がん性を分類できないもので、お茶、コレステロール、水銀、原油、カフェイン、サッカリン、静磁界、超低周波電界、静電界などがあります。
グループ4は、おそらく発がん性はないもので、ナイロンの原料のカブロラクタムなどがあります。
なお、詳しいことについては、下記サイトを参照してください。
https://www.who.int/peh-emf/publications/facts/elfcancer_263.pdf

Q:3倍の周波数になれば、3倍に電磁波の出る範囲がなるか?
A:最近は、オールメタル対応のIHクッキングヒーターもあります。
このIHクッキングヒーターは、約20kHzから約60kHz~90kHzに発生する電磁波の周波数をアップすることによって銅やアルミニウムなどの材質の鍋も使えるものです。
3倍の周波数になれば、3倍に電磁波の出る範囲が広がると書いている書籍などもありますが、これは非常に間違っています。
周波数が単にアップするのみで、比例して電磁波が多く発生することはありません。

Q:電磁過敏症とは?
A:世界保健機関(WHO)の最近のホームページによると、電磁過敏症(EHS)は診断基準が明確でなく、科学的根拠として電磁界曝露と電磁過敏症の症状が関係するようなものはありません。
さらに、電磁過敏症は、単一の医学的問題を表現しているかははっきりしなく、医学的な診断でもないとされています。
なお、詳しいことについては、下記のサイトを参照してください。
https://www.who.int/peh-emf/project/FS_296_EHS_Japanese_Dec_2005.pdf

Q:IHクッキングヒーターはヨーロッパでも使われているか?
A:ヨーロッパでもIHクッキングヒーターは普及しています。
ヨーロッパの電気メーカーの公式サイトなどをチェックしてください。

Q:IHクッキングヒーターの全ての機能を使うときは30Aブレーカーでも問題ないか?
A:日本国内で現在販売されているIHクッキングヒーターの日本製のものは、トータルの電力の最大定格は5.8kW(200V、29A)です。
例えば、左IHヒーターの3.0kW、右IHヒーターの2.5kW、ロースターの1.5kWを同時に使っても、トータルの電力は7.0kWにはなりません。
というのは、IHクッキングヒーターが電力を自動でコントロールして、最大定格の5.8kW以内にするためです。

Q:IHクッキングヒーターの詐欺行為の販売のときはお金を業者から取り戻せるか?
A:虚偽のセールストークでIHクッキングヒーターを騙されて買ったときは代金を業者から取り戻せる(返品できる)と書いているような書籍があるそうです。
民法においては、詐欺による販売のときは売買を取り止めて代金の返還が要求できるとなっています。
なお、IHクッキングヒーターについては、それぞれのメーカーがパンフレットや商品カタログなどでの商品訴求を適切に事実に基づいて表現しており、詐欺行為にはなりません。
例えば、IHクッキングヒーターの商品訴求としては、次のようなものがあります。

・直火が無いため安心設計
IHクッキングヒーターでも、発火することはあります。
しかし、立ち消えや直火による引火はありません。
このような意味で、IHクッキングヒーターは安全に考えられた調理器です。
また、油などが使い方によっては発火するリスクがあるため、取り扱いするときの注意を本体表示や取扱説明書などで喚起しています。

・高齢の方に最適
調理面は平らなトッププレートであるため、少ない力で鍋をずらしたりすることが楽にできます。
また、裸火を使わないため、高齢の方に最適であると考えられています。

・クリーン
カタログでは、次のように説明されています。
トッププレートはフラットでガラス製であるため、吹きこぼれてもお手入れがサッと拭くのみで簡単にできます。
また、二酸化炭素を排出しなく、空気が汚れません。

●IHクッキングヒーターの電磁波による健康被害のまとめ

ここでは、IHクッキングヒーターの電磁波による健康被害についてご紹介しました。
電磁波は、IHクッキングヒーター以外にも、自然界にもある太陽光線、雷、地磁気などによって発生するものです。
電磁波での発ガン性については、世界保健機関(WHO)によると、日常生活で摂る漬物やコーヒーと同じくらいのレベルです。
また、IHクッキングヒーターの電磁波は、最も現在信頼できる国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が制定したガイドラインを大きく下回っています。
電磁調理器ともIHクッキングヒーターはいわれているため、多くの電磁波が発生しているようなイメージを持っているかもしれませんが、この認識は間違っています。
IHクッキングヒーターの電磁波は、別の家電品とレベルが同じであり、使っても安心です。
IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方へ
■エコキュートの低周波音による健康被害の要因と対策法

ここでは、エコキュートの低周波音による健康被害の要因と対策法についてご紹介します。

●エコキュートの騒音は低周波音

隣家のエコキュートの騒音で眠れないというようなことを耳にしたことがあるのではないでしょうか。
エコキュートの騒音は、低周波音といわれています。

・低周波音の要因はヒートポンプユニット
エコキュートの低周波音は、お湯をヒートポンプユニットが沸かすときに運転するコンプレッサー(圧縮機)と大気中の熱エネルギーを取り込むファンから発生しています。
また、ヒートポンプユニットのコンプレッサー(圧縮機)やファンは、冬の外気温が低いシーズンになれば運転するときに回転数がアップして、低周波音がより大きくなります。
そのため、静かな冬のシーズンの夜などは、ヒートポンプユニットの低周波音による騒音トラブルがより発生しやすいでしょう。

・低周波音とは?
一般的に、低周波音というのは100Hz以下の周波数の音です。
周波数というのは振動数で、100Hzのときは毎秒振動が100回という意味です。
エコキュートのヒートポンプユニット以外からも、低周波音は発生しています。
例えば、低周波音が発生しているものとしては、次のようなものなどがあります。
冷蔵庫
エネファーム
業務用エアコン
自動車
風力発電施設
飛行機
電車
なお、このような中で、低周波音を生活する中で実際に感じることがあるのは冷蔵庫やエネファームなどです。

●エコキュートのヒートポンプユニットの騒音トラブル

ここでは、エコキュートのヒートポンプユニットの騒音トラブルについてご紹介します。

・ヒートポンプユニットの低周波音が人体に及ぼす影響
エコキュートはお湯を深夜に沸かすようになっていることが多いため、騒音トラブルが発生することがあります。
群馬県の夫婦が2014年にエコキュートの低周波音が要因で頭痛や不眠になったという申し出について、「エコキュートの運転音が関与している可能性が高い」という報告データを消費者庁がまとめています。
また、人体に低周波音が及ぼす良くない影響として、頭痛や不眠の他にも、イライラ、耳鳴り、肩こり、しびれ、だるさ、動悸、食欲不振、ノイローゼ、微熱、ストレス性障害、うつ症状などが報告されます。

・消費者庁が実施したエコキュートの騒音トラブルの聞き取り調査
消費者庁の消費者安全調査委員会が2013年~2014年にエコキュートの騒音トラブルに遭った家庭に聞き取り調査したところ、次のような結果になりました。
不快に感じるのは午後11時~翌日の午前7時の時間帯
健康被害が発生したのは1階あるいは2階の寝室
健康被害の症状は頭痛、不眠、吐き気、血圧上昇、耳鳴り、イライラ感、めまいなど
隣家のヒートポンプユニットとの距離は0.8m~7m
このような結果から、健康被害が発生するヒートポンプユニットの低周波音は深夜のお湯を沸かす時間帯に多く発生しており、健康被害が寝室でほとんど発生しています。
なお、隣家のヒートポンプユニットとの距離としては、17mも道路を挟んで離れているにも関わらず健康被害が発生したようなこともあるため、一律に遠ければ問題ないともいえないようです。
また、隣家のヒートポンプユニットのみでなく、自宅のヒートポンプユニットにも注意する必要があります。

●エコキュートの騒音トラブルが発生しやすいケース

ここでは、エコキュートの騒音トラブルが発生しやすいケースについてご紹介します。

・静かな住宅街
商業施設などが近くに無く、駅や多くの交通量がある道路からも遠い静かな住宅街に住んでいるときは、エコキュートの騒音トラブルに注意してください。
エコキュートは主にお湯を夜間に沸かすようになっているため、音が周りで少ない静かな住宅街ではよりエコキュートの騒音トラブルが発生しやすいことがあります。

・隣家と近い
エコキュートの騒音トラブルは、隣家との距離も大切です。
エコキュートのヒートポンプユニットと2m~3mくらいしか寝室と離れていなく、ヒートポンプユニットに全く騒音対策も行っていないときは、騒音トラブルが相当の確率で発生するでしょう。

●隣家のエコキュートの騒音トラブルの対処法

ここでは、隣家のエコキュートの騒音トラブルの対処法についてご紹介します。

・耳栓をする
エコキュートのヒートポンプユニットの低周波音は、耳栓では対処できないこともありますが、ひとまず気休めくらいに耳栓するのも一つの対処法です。

・様子をしばらくみる
毎日エコキュートのヒートポンプユニットの騒音を聞いていると慣れることも、人によってはあります。
様子をしばらく見て、慣れることができるか見極めするのもいいでしょう。

・ベッドの場所を変える
ベッドの場所をできる限り窓から離すことによって、エコキュートの騒音が聞こえなくなることもあります。

・騒音について隣家に相談する
効果がなかなか現れないときは、事情を直接隣家に説明しましょう。
このときは、クレームをいうようなことでなく、基本的に相談することで接することがトラブルが発生しないためには大切です。
しかし、近所付き合いが普段からあるといいやすいでしょうが、近所付き合いがあまりなかったりするなどのときは事情をより丁寧に説明しましょう。

・騒音対策案をまとめておく
エコキュートの騒音について隣家に相談にしても、隣家の人が知識があるということはないでしょう。
まずはわかってもらうことが大切であるため、準備してエコキュートの騒音の説明ができるようにしましょう。
また、どうして欲しいか、具体的な騒音対策案をまとめておきましょう。
エコキュートの騒音対策としては、次のようなものがあります。
ヒートポンプユニットが自宅に向かないようにする
ヒートポンプユニットを自宅から遠ざける
ヒートポンプユニットの下に制振材やマットなどの緩衝材を敷く
ヒートポンプユニットに防音シートを貼り付ける
なお、隣家に相談するときは、ヒートポンプユニットの移設工事、緩衝材、防音シートの費用は自分で負担する方がいいでしょう。
また、エコキュートの騒音対策としては、業者に頼まなくても自分でもできるものもあります。

・告訴も最終手段として検討する
隣家に相談してもエコキュートの騒音による健康被害が改善されないときは、告訴が最終手段としてあります。
エコキュートの騒音による健康被害で告訴した人も、実際にはいます。
しかし、告訴して裁判になればお金も時間もかかるため、それほどおすすめではありません。
可能な限り、隣家と話し合いをして解決しましょう。

●エコキュートの騒音トラブルの予防策

ここでは、エコキュートの騒音トラブルの予防策についてご紹介します。

・エコキュートのヒートポンプユニットの設置場所を選ぶ
エコキュートのヒートポンプユニットを設置するときは、可能な限り隣家から離して設置しましょう。
理想的には、隣家からヒートポンプユニットを5m以上離して設置するのがおすすめです。
また、隣家に面しないようにヒートポンプユニットを設置するのも効果が期待できます。
なお、壁が隣家との間にあっても、ヒートポンプユニットの低周波音は伝わるため注意しましょう。

・隣家の寝室の位置を考える
エコキュートの騒音トラブルでは、隣家の寝室がヒートポンプユニットと非常に近いケースが多くあります。
隣家の寝室と2m~3mくらいしか離れていないときは、エコキュートの騒音トラブルが発生することがあります。
エコキュートを設置する前には、事情を隣家に説明して寝室の位置を聞きましょう。
隣家の寝室とヒートポンプユニットが近いときは、設置場所を変えるなどを考えましょう。
もし、隣家の寝室の近くにヒートポンプユニットを設置せざるを得ないときは、防音対策をするなどが必要です。
なお、ヒートポンプユニットの防音対策については、施工業者に相談しましょう。

・近隣の方に対して気配りする
エコキュートの騒音トラブルで自分が加害者になったときに最も注意する必要があるのは、相手に指摘されるまで騒音トラブルを発生していることを知らないことです。
エコキュートを設置するときは、ここでご紹介したような対策を行うことも大切ですが、ヒートポンプユニットがやむを得ず隣家に近いときは隣家に挨拶して、「騒音が気になればすぐに連絡してください」といっておくのみでも、騒音トラブルは予防できるでしょう。
エコキュートの騒音トラブルを予防するためには、加害者に自分がなるかもしれないということを意識して、隣家に気配りすることが最も大切です。

●ヒートポンプユニットの騒音を小さくする対策

ここでは、ヒートポンプユニットの騒音を小さくする対策についてご紹介します。

・緩衝材をヒートポンプユニットの下に敷く
制振材やマットなどの緩衝材をヒートポンプユニットの下に敷くことによって、ヒートポンプユニットの脚と基礎のコンクリートが直接当たる衝撃が少なくなり、低周波音が小さくなることが期待できます。

・ヒートポンプユニットに防音シートを貼り付ける
防音シートをヒートポンプに貼り付けると、低周波音が小さくなることもあります。
このときは、防音シートでヒートポンプの排気口や吸気口などを塞がないようにしましょう。
IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方へ
■まとめ

ここでは、IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方へ、IHクッキングヒーターの電磁波による健康被害、IHクッキングヒーターの電磁波のQ&A、エコキュートの低周波音による健康被害の要因と対策法についてご紹介しました。

IHクッキングヒーターの電磁波による健康被害は認められていません。

電磁波は、IHクッキングヒーターだけでなく、自然界においても太陽光線などでも発生するものです。

IHクッキングヒーターの健康被害が心配な方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
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