地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ

2021年11月15日

地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ
地震時に石油給湯器が使えなくなって困っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ、地震時の石油給湯器の対処法、地震後の石油給湯器の復旧方法、石油給湯器の対震自動消火装置が作動したときの対処法、地震時にも使えるエコキュートについてご紹介します。
地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ
■地震時の石油給湯器の対処法

大きな地震が発生したときは、石油給湯器が運転できなくなることがあります。
大きな揺れが収まっても、石油給湯器の復旧に悩まないように対処法について把握しておきましょう。
ここでは、地震時の石油給湯器の対処法についてご紹介します。

●地震が発生したときの対処法

ここでは、地震が発生したときの対処法についてご紹介します。
まず、自分の身の安全を守って避難しましょう。
地震の揺れが収まるまでは、棚の上にあるものなどが落ちたりするため待ちましょう。
地震の揺れが収まって避難しても問題ないようになれば、石油給湯器を使っているときは電源プラグをコンセントから抜いて、灯油タンクのバルブを閉めておきましょう。

●一酸化炭素中毒のリスクがある

石油給湯器を使うときは、換気するために十分に窓を開けるなどに注意してください。
特に、燃焼量が石油給湯器は大きいため、使っているときは窓をずっと開けておくなど、十分に換気が確保されている状態にしてください。
なお、十分に換気が確保できないときは、一酸化炭素中毒のリスクがあるため石油給湯器を使わないようにしてください。
また、100Vの電源を使っている石油給湯器は、停電中は使えません。
また、石油給湯器は停電によって、初期設定値に給湯温度、ふろ温度などが戻ります。
そのため、停電が復旧した後に石油給湯器を使うときは、給湯温度などの設定値を必ずチェックしてください。
長時間の停電になると、石油給湯器の凍結防止装置が作動しません。
凍結するリスクがあるときは、給水元栓を閉めて、石油給湯器を水抜きしてください。
石油給湯器を水抜きする方法は、取扱説明書をチェックしてください。

●地震時は石油給湯器の対震自動消火装置が作動する

地震が発生したときに石油給湯器を停める必要がないのは、石油給湯器に対震自動消火装置が搭載されているためです。
震度4~5くらいの大きな地震が発生したときは、自動的に対震自動消火装置が作動して石油給湯器が停まるようになっています。
そのため、石油給湯器を使っていても自動的に停まるため、火災が発生するようなことはほとんどありません。
しかし、大きな地震が発生したときに、対震自動消火装置の誤動作によって石油給湯器が停まらないというリスクもあり得ます。
この対策として、避難するときには火災が発生するリスクを少なくするために、必ず石油給湯器の電源プラグをコンセントから抜いて、灯油タンクのバルブを閉めましょう。

●地震が発生した後の対処法

地震が収まって石油給湯器を使うときは、灯油タンクをチェックする必要があります。
灯油タンクの周りで油漏れが発生していないかチェックした後で、バルブを開けます。
次に、石油給湯器の対震自動消火装置が作動していないかチェックします。
石油給湯器の対震自動消火装置が作動しているときは、例えば、ノーリツの石油給湯器であればリモコンに「E-100」が表示されています。
石油給湯器の対震自動消火装置が作動していないときは、特に何もしないで石油給湯器を使うことができます。
もし、石油給湯器のリモコンに「E-100」などのエラーが表示されているときは、次のような方法で復旧させましょう。
石油給湯器のリモコンの電源を一旦切って、再度入れてください。
これで復旧して石油給湯器が使えるようになると、地震によって対震自動消火装置が作動した可能性があります。
石油給湯器の周りの水漏れや油漏れなどがないか十分にチェックしてください。
しかし、石油給湯器のリモコンの電源を一旦切って再度入れても再度「E-100」などのエラーが表示されるときは、別に要因がある可能性があります。
このようなときは、業者に点検、修理を頼む必要があります。

●地震時の石油給湯器の対処法のまとめ

ここでは、地震時の石油給湯器の対処法についてご紹介しました。
地震が発生すると火災のリスクがあるため、石油給湯器には自動的に停まるように対震自動消火装置が搭載されています。
石油給湯器は対震自動消火装置が作動すると使えなくなりますが、リモコンで復旧すると使えるようになります。
地震が発生した後は石油給湯器が使えなくなって慌てるかもしれませんが、まずは落ち着いて基本的に石油給湯器が使えなくなるということを把握しておきましょう。
もし、地震が収まって別の機器は使えるにも関わらず石油給湯器のみが使えないときは、地震によって石油給湯器のトラブルが発生した可能性もあるため、業者に点検、修理を頼みましょう。
地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ
■地震後の石油給湯器の復旧方法

地震が発生すると、石油給湯器が停まることがあります。
特に、大きな地震のときは、石油給湯器が停まることも多くあります。
しかし、石油給湯器が停まるとお湯が使えなくて困るでしょう。
ここでは、地震後の石油給湯器の復旧方法についてご紹介します。

●地震後に行うこと

地震のすぐ後には、自分の安全を確保することがまず必要です。
石油給湯器を復旧する前に、まず自分の安全を確保しましょう。
安全であることが確保できると、次のような対処法を試しましょう。

・石油給湯器が停まる要因は地震の他にもある
石油給湯器は、灯油タンクから送られてくる灯油を使っています。
この灯油タンクは、大きな地震の揺れなどによって、油漏れが発生することがあります。
そのため、灯油タンクの油漏れが発生すると、灯油が無くなって石油給湯器が停まるようになります。
あるいは、地震が発生したために、他の人が灯油タンクのバルブを閉めていることもあります。
このように、石油給湯器が停まる要因は地震の他にもあるため注意しましょう。
そのため、地震で石油給湯器が停まったときは、別の要因がないかもチェックすることが大切です。

・地震で石油給湯器が停まったときの対処法
地震が要因で石油給湯器が停まったときは、石油給湯器の対震自動消火装置が作動していることが考えられます。
この石油給湯器の対震自動消火装置は、安全を確保するために作動します。
そのため、地震で石油給湯器に異常が発生していなければ、対震自動消火装置を復旧して石油給湯器を使うことができます。
例えば、地震によって石油給湯器の内部の部品などが破損したときは、油漏れが発生します。
見えるところの部品であれば、破損しているところがわかるでしょう。
しかし、石油給湯器の内部の部品が破損したときなどは、自分でわからないこともあります。
対震自動消火装置は、このような油漏れによって火災などが発生するのを防止するために、地震の揺れを検知したときに作動して石油給湯器が停まるようになっています。
そのため、地震で石油給湯器が停まったときは、油漏れがないかチェックすることが大切です。
油漏れがあったときは、すぐに業者に連絡しましょう。
また、油漏れがあったときは、灯油タンクのバルブを閉めて、石油給湯器の電源プラグをコンセントから抜いておいてください。
さらに、コンロで火を使っているようなときは、すぐに使うのを止めてください。
油漏れをチェックして、油漏れがないときには石油給湯器を復旧します。
しかし、大きな地震のすぐ後は停電になっていることがあるため注意しましょう。
テレビやネットなどを利用して、停電になっていないことをまずチェックしておくのがおすすめです。

●石油給湯器の復旧方法

油漏れ漏れがないことをチェックして問題ないことがわかれば、石油給湯器を復旧してください。
多くの石油給湯器は、リセットすることによって復旧します。
しかし、石油給湯器が復旧しても、設定が変わっていることがあるため注意しましょう。
石油給湯器は、設定した給湯温度などが変わっていることが多くあります。
あるいは、時刻設定が変わっていることなどもあります。
いずれの場合でも設定内容が変わっているのみであれば、再度設定することによって石油給湯器が使えるようになるため問題ありません。
また、石油給湯器が復旧しないときでも、時刻を設定することによって復旧することもあります。
しかし、石油給湯器が復旧しないときは、地震によって石油給湯器のトラブルが発生していることが考えられます。
このようなときは、業者に点検、修理を頼みましょう。
また、石油給湯器が復旧しないときは、水漏れのケースもあります。
水道配管で水漏れしていると、水圧が下がって石油給湯器が運転しないことがあります。
このときも、業者に点検、修理を頼みましょう。
また、停電しているときは、石油給湯器の電源プラグをコンセントから抜いておくことによって通電火災を防止することができます。

●地震後の石油給湯器の復旧方法のまとめ

ここでは、地震後の石油給湯器の復旧方法についてご紹介しました。
地震後に石油給湯器が停まったときには、多くの場合は石油給湯器のリセットで復旧します。
もしリセットしても石油給湯器が復旧しないときは、地震によって石油給湯器のトラブルが発生していることがあります。
二次災害が発生しないように、すぐに業者に点検、修理を頼みましょう。
地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ
■石油給湯器の対震自動消火装置が作動したときの対処法

ノーリツの石油給湯器のエラー表示の「E-100」やコロナの石油給湯器のエラー表示の「E2」は、対震自動消火装置が作動したものです。
石油給湯器が地震の揺れを感知すれば、燃焼しているときでもエラーを表示して停まります。
対震自動消火装置は地震を感知するものですが、地震を判断しているのではなく、石油給湯器が揺れると作動するものであるため、落雪があったり、人がぶつかったりしても作動することがあるため注意しましょう。
ここでは、石油給湯器の対震自動消火装置が作動したときの対処法についてご紹介します。

●対震自動消火装置の作動の「E-100」のエラー表示とは?

この「E-100」のエラーは、石油給湯器だけに表示されるものです。
石油給湯器のときは、安全装置が灯油タンクなどにほとんど取り付けられていません。
そのため、地震が発生したときに灯油の供給を止めるために搭載されているのが、対震自動消火装置です。
石油給湯器の周りは暖かいため、ペットがいる家などは石油給湯器に飛び乗ったりすることもあるでしょうが、このようなときには対震自動消火装置が作動したりすることはありません。
感度についてはそれほど敏感ではないため、ペットが飛び乗った程度では対震自動消火装置は作動しないことが多くあります。
対震自動消火装置は震度3程度の地震では作動しないため、それほど頻繫に作動することはありません。

●対震自動消火装置の作動の「E-100」のエラー表示の要因

石油給湯器が地震による揺れを感知すると、対震自動消火装置が作動して「E-100」を表示するとともに燃焼が止まります。
燃焼していないときでもエラーは表示されます。
また、足が石油給湯器に当たったときなどでもエラーが表示されることがあります。
なお、地震によって対震自動消火装置が作動してエラーが表示されたときは、地震が収まってリモコンの電源を入り切りすると復旧するため、異常なければそのまま石油給湯器を使っても問題ありません。
対震自動消火装置は地震を感知しやすいように、石油給湯器の底面に設置されています。
そのため、水漏れなどが石油給湯器の内部で発生したときは、対震自動消火装置が壊れることがよくあります。
対震自動消火装置自体が壊れたり、対震自動消火装置と基板を接続している配線が腐食していたりするときなども「E-100」のエラーが表示されますが、このときは電源を入り切りしても復旧しないため、部品の修理や交換が必要になります。
地震などによる影響がないときは、リモコンの電源を入り切りすることによって石油給湯器が復旧するかチェックして、復旧すれば試運転を行います。
電源を入り切りしても復旧しないときは、業者に点検、修理を頼みます。
まず、地震によって石油給湯器自体が破損していないか、灯油配管が破損していないかをチェックしましょう。
もし、石油給湯器の内部から水漏れや油漏れが発生しているときは、すぐに業者に修理を頼んでください。
問題が無いようなときは、石油給湯器が運転できるかリモコンの電源を入り切りしてチェックします。
リモコンの電源を入り切りしても「E-100」のエラー表示が解消されない、少し運転してから「E-100」のエラーがすぐに表示されるときは、業者に修理を頼みましょう。

●「E-100」のエラー表示のときの修理費用

ここでは、「E-100」のエラー表示のときの修理費用についてご紹介します。
なお、石油給湯器の機種によって修理費用は違っており、症状によっては別の部品のトラブルが併発していることもあるため、ここでご紹介する修理費用は基本的に目安として考えてください。

・「E-100」のエラー表示のときの点検内容
「E-100」のエラー表示のときの点検内容としては、次のようなものがあります。
対震自動消火装置の抵抗値の測定
配線の腐食、水漏れなどのチェック
リモコンの電源の入り切りで復旧するときは、異常燃焼などが無いかをチェックします。
トラブルがある部品を交換し、部品のトラブルがなければいろいろな機能を点検します。

・対震自動消火装置の交換の修理費用
対震自動消火装置の部品代は1000円以下、作業料は10000円以下ですが、出張料がかかります。
対震自動消火装置自体は安い1000円以下の部品で、サービスマンの多くは車に積んでいるため、即日修理できることが多くあるでしょう。
非常に修理内容も簡単です。
修理が非常に難しいなどでなければ簡単なもので、部品代も安く、作業料を規定通りに請求されないこともあるかもしれません。

・対震自動消火装置の他にも問題があるケース
対震自動消火装置が水漏れによって作動しているとき、対震自動消火装置が異常燃焼によって作動しているときなどは、修理費用が高くなることがあります。
水漏れがどこから発生しているか、どこに異常燃焼の要因があるかによって、大幅に修理費用が違ってきます。
特に、熱交換器の水漏れ、煤詰まりが要因のときは修理費用が5万円以上になるでしょうから、もし石油給湯器の寿命近くなっているときは交換するのもおすすめでしょう。

●石油給湯器の対震自動消火装置が作動したときの対処法のまとめ

ここでは、石油給湯器の対震自動消火装置が作動したときの対処法についてご紹介しました。
「E-100」のエラー表示は、リモコンの電源の入り切りで復旧するのであればそれほど問題がないことが多くありますが、復旧しない、一時的に復旧するが頻発するときは修理費用が高くなるかもしれません。
まずは石油給湯器の異常がないかをチェックして、石油給湯器の動作をチェックしてください。
それでも「E-100」のエラーが表示されるときは、業者に修理を頼んでください。
地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ
■地震時にも使えるエコキュート

地震時の石油給湯器の対処法を知りたいと思っているのであれば、地震時にも使えるエコキュートがおすすめです。
エコキュートは生活に必要なお湯を毎日お得に供給してくれますが、地震や台風に見舞われて万一断水や停電が発生したときでも同じように利用することができます。
ここでは、地震時に使えるエコキュートについてご紹介します。

●エコキュートは災害時でも使えるか?

ここでは、エコキュートは災害時でも使えるか?についてご紹介します。

・お湯を停電時に沸かすことができるか?
お湯を停電時に沸かすことはできませんが、停電前にお湯沸かしておいて台所やシャワーに使うことができます。
エコキュートの貯湯タンクの構造はよく魔法瓶に似ているため、お湯を貯めてからしばらくは温かいお湯を使うことができます。
しかし、温度調節が停電時はできないため、給湯栓を開けると急に温度の高いお湯が出てくることもあります。
貯湯タンクの中のお湯を使うときは前もって必ずお湯の温度をチェックして、もしお湯の温度が高いときは一度バケツなどに貯めておいて、ある程度温度が下がってから使うなどが必要です。
・お湯が断水時でも使えるか?
断水時は、水を貯湯タンクに供給することができないため、台所やシャワーでお湯を使うことができません。
しかし、お湯が貯湯タンクの中に残っていたときは、生活用水としてお湯を使うことができます。
断水を実際に体験した人によれば、断水時には「トイレが使えない」「お皿やコップなどが洗えない」「顔が洗えない」などが最も困ったということですが、このほとんどは当たり前のように普段できていることです。
このようにお湯や水が当たり前のことに使えないことが何日間も続くと、大きなダメージが衛生面以外に精神面でもあるでしょう。
一方、エコキュートを使っており、貯湯タンクの中に水がたっぷり貯まっていると、最低限の生活用水を数日間は賄えるといわれています。
家族数によっても違いますが、例えば、家族数が4人で460Lの貯湯タンクの容量のエコキュートを使っていたときは、日頃から約3日~4日分の生活用水を貯めているようになります。
エコキュートを選ぶときは、外観や性能のみでなく、家族数に対して貯湯タンクの容量が十分にあるかということを重要視することも必要でしょう。
なお、断水時にお湯や水をエコキュートから取り出す方法については、後でご紹介します。

・エコキュートの貯湯タンクの中のお湯が停電時、断水時に飲用できるか?
エコキュートの貯湯タンクの中のお湯を飲用するのは、あまりおすすめではありません。
一般的に、殺菌成分のカルキなどが水道水には含まれていますが、エコキュートでお湯を沸かすことによってこの殺菌成分が無くなるといわれています。
そのため、国の安全基準がクリアできなくなることが、エコキュートの貯湯タンクの中のお湯が飲用できない一つの理由です。
また、エコキュートの貯湯タンクの中は基本的に密閉になっているため滅菌状態が維持されていますが、長期間使っていると貯湯タンクの底にゴミや水垢が溜まっていることがあります。
このようなことから、衛生面と安全面を考えた上で、エコキュートのメーカーとしては「飲用に貯湯タンクの中のお湯は適さない」としています。
しかし、「断水が真夏に発生したために脱水になりそうである」「ミルクを赤ちゃんにあげるためにお湯が必要である」などのように、断水中や停電中に一刻を争うようになることもあり得ます。
このようなときにエコキュートの貯湯タンクの中のお湯をどうしても飲用したいときは、十分に煮沸してから飲用するようにしましょう。
なお、IHクッキングヒーターを自宅では使っているため停電すると煮沸できないようなときは、普段からガスボンベやカセットコンロを準備しておくのがおすすめです。

●エコキュートを地震時に使うときに注意すること

地震時に断水すると台所やシャワーでお湯や水を使うことができないため、エコキュートの貯湯タンクにある非常用取水栓から取り出す必要があります。
このときは、次のようなことに注意しましょう。
お湯や水を入れるためのバケツを準備しておく
漏電を防止するため、エコキュートの貯湯タンクユニットのブレーカーは切っておく
汚れの混入や水量の減少を防止するため、必ず給水配管の止水栓は閉めておく
台所や洗面所などの水栓は、水道が復旧するまで閉めておく
このようなことに十分に注意して、エコキュートの貯湯タンクユニットの下部にある非常用取水栓をゆっくりと開けて、お湯や水をバケツで受けてください。
エコキュートの貯湯タンクの中のお湯が熱湯であったときは、手に万一かかると火傷するリスクがあるため、心配なときはホースを使うのがおすすめです。
なお、ここでは大まかな流れについてご紹介しましたが、非常用取水栓の位置や方法がそれぞれのエコキュートによって少し違うことがあります。
そのため、断水時のために前もってエコキュートの取扱説明書やホームページでチェックし、できるだけ平常時に一度実践するのがおすすめです。
断水が実際に発生したときでも落ち着いて対応できるように、お湯や水の取り出し方法を普段から把握しておくことが大切です。

・断水が復旧した後の方法と注意すること
断水が復旧しても、エコキュートをすぐに運転するのはリスクがあります。
基本的に、水道管の中は水で一杯になっています。
しかし、数日間断水が続くと空気が水道管の中に入ったり、汚れやゴミが混入したり、錆びが発生したりすることがあります。
そのため、断水が復旧した後はまず屋外などにある散水栓、台所や洗面所などの水栓を開けて、汚れた水がきれいになるまでしばらく出しましょう。
エコキュートの本体の水栓を開ける前に、このようなことを行うのが大切です。
断水が復旧してからエコキュートをすぐに使うと、錆やゴミが含まれている水がエコキュートの内部に入ってトラブルが発生する要因になることがあります。
水道が使えるようになってもエコキュートのトラブルが発生しないように、断水が復旧した後は水を水栓から出すようにしましょう。

・しっかりとエコキュートの基礎工事を行うことは地震対策にもなる
エコキュートがあると、断水や停電が発生しても安心であると思うかもしれません。
しかし、近年の災害のときは、エコキュートが地震によって倒れたようなケースがあります。
そして、このときに倒れたほとんどのエコキュートは、設置したときに基礎工事を簡易的にしか行っていなかったことがわかっています。
そのため、いかに格安ということでもいい加減な工事を行う業者を選ばないようにしましょう。
災害が発生したときに思わぬトラブルが発生しないように、工事内容や工事費用などについては前もって十分にチェックしておきましょう。

●地震時にも使えるエコキュートのまとめ

エコキュートを災害時に使うためには、使える用途やお湯や水を取り出す方法など、把握しておくことが多くあるでしょう。
しかし、きちんとこのようなことを把握しておくと、地震時にもエコキュートは心強い味方になるでしょう。
地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ
■まとめ

ここでは、地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方へ、地震時の石油給湯器の対処法、地震後の石油給湯器の復旧方法、石油給湯器の対震自動消火装置が作動したときの対処法、地震時にも使えるエコキュートについてご紹介しました。

石油給湯器は地震が発生すると火災のリスクがあるため、自動的に停まるように対震自動消火装置が搭載されています。

対震自動消火装置が作動すると石油給湯器は使えなくなりますが、リモコンで復旧するとまた使えるようになります。
地震時の石油給湯器の対処法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

エコキュート、修理、交換設置について
わからないことがあったら
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