エコキュートを買い換えの教科書

2020年6月2日

夜間電力を利用して光熱費削減効果を得られるエコキュートが非常に高い人気を最近は誇っています。
電気を利用してお湯を沸かすのでオール電化住宅にすればガス契約も必要なくなり、月々の光熱費の大幅削減を実現します。

長くガスを利用していたご家庭がエコキュートに切り替えるという形も増えています。
光熱費削減を狙ってエコキュートを導入する方の多くは、将来的なエコキュートの買い替えや、交換にかかる費用を気にする人も少なくありません。

どのような製品でも同じですが当然エコキュートにも寿命があり、導入後10年を経過したあたりから故障が目立って交換が必要です。将来的なエコキュートの交換にどのくらい費用がかかるものなのでしょうか?

エコキュート

よく耳にするようになったエコキュートですが、まだエコキュートがわからない方も多いのではないでしょうか。簡単にエコキュートがどのようなものなのか紹介していきます。

一言であらわすとエコキュートは電気を利用してお湯を沸かすという給湯器です。
エコキュートはヒートポンプというエアコンの室外機のような部品によってお湯を作るのですが、これは大気中の熱を冷媒に取り込んでそれを圧縮することでさらに高温にさせる仕組みがあります。

高温の熱を水に伝えることによってお湯を作るという仕組みになっています。この機能は空調システムに利用されていた技術なのですが、それを給湯器に活用しているものがエコキュートになります。

エコキュートの特徴はお湯が必要になったその場で作るのではなく、一定量のお湯を事前に貯めて必要になった時にそれを供給する貯湯式という点になります。
したがって、エコキュートには、お湯を作るためのヒートポンプ以外にも、作られたお湯を貯めておく貯水タンクが必ずついています。

電気料金の安い深夜帯の電気を利用してお湯を作り、上手に使うことで日々の光熱費を削減することが可能なのです。これによってかなり光熱費を削減できるというのはイメージがつきやすいですよね?

寿命

エコキュートの寿命ははっきり耐用年数を明記している会社はないというのが現状です。なぜならエコキュートは2001年に実用化したばかりなので正確な寿命データを出すことが難しいのです。

某メーカーの取り扱い説明書に各部品の交換目安が記載しており、その通りに交換していくと約10年近くはという計算になります。
エコキュートの前身である電気温水器の平均的な耐用年数が15~20年なので、それと同じくらいと推測している会社もございます。

エコキュートは2001年に売されたもので、発売当初に購入された方は保証期間が終了している事がほとどんどではないでしょうか。
10年使用し続けたエコキュートは故障が目立つようになり、部品交換をしなければ修理できないことも少なくありません。

部品交換が必要になる場合は故障場所によっては10万円以上の費用が必要になってしまいます。
保証期間を過ぎたエコキュートは修理と交換の見極めが非常に重要になると覚えておくのがいいのではないでしょうか。

交換工事

エコキュートを交換しようと思い立った際にどのような作業が発生するか確認していきましょう。
当然エコキュート交換をする際には、いくつか工事が必要となります。

インターネットで何でも購入できる時代になっていますが、エコキュートを自分で通販で買ってきて自分で取り付けるのはかなり難しいことだと認識しておくと良いでしょう。

一般的なエコキュート交換の順序を簡単に説明すると、既存のエコキュートを取り外す→新たなエコキュートを取り付ける→新規エコキュートの電気工事→古いエコキュートを処分する運搬・処分、このようになります。

交換の場合は初めてエコキュートを導入する場合と異なり、基礎工事や配管工事が必要ないためエコキュート交換の施工費は安くなるのが通常です。
古いエコキュートの処分が必要になったり電気工事は必要となりますので、本体以外の費用も必要にな流のは覚えておきましょう。

費用

エコキュート交換に必要な費用についても確認しておきましょう。
エコキュートの交換はエコキュート本体の価格以外にもさまざまなお金がかかってしまいます。

古いエコキュートから新しいエコキュートに買い替える場合の一般的な費用相場をご紹介します。

エコキュート本体費用 が 20~30万円
コミコミ取り換え工事費 が10~15万円

総額 30~45万円の中に入る金額帯のものが非常に多いです。
床暖房がついている機種や特別な仕様の型番はとても高額になりますが、大体がその金額間というイメージは正しいはずです。

エコキュートは本体自体が機種によって大きく価格が変わります。
上記の価格はあくまでも目安として参考にしてください。

エコキュート買い替えるタイミングの教科書として時期や費用についてご紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか?エコキュートを交換するは様々な工事が必要になるので結構な出費を覚悟しておきましょう。

交換の際の注意点

壊れる前

壊れてから買い換えという段取りでも問題ないのですが工事日数やお金もある程度かかるので、エコキュートの使用期間が10年過ぎたあたりから交換機種の選定をしておくなど準備をしておく事が好ましいです。交換までの間お風呂に入れなかったり、シャワーに入れないお客様も結構いらっしゃいます。

欲しい機種がすぐに入手できるかという点もや納期優先で値引き交渉ができなかったり、壊れてからの交換は背に腹はかえられぬ状況にもなりかねません。

業者選び

知らない業者にエコキュートの交換をお願いする場合はしっかりと見積もりを取りましょう。
価格面だけでなくメンテナンスやアフターフォローなども比較して、業者選定をしましょう。

もちろん今お付き合いのある業者が1番良いという場合はこの工程は不要です。
エコキュートは壊れてしまってから慌てて新しいエコキュートに交換するのではなく、計画的に交換時期を決めておくのがオススメです。

エコキュートは決して安い製品ではないのでいくつかの業者さんに見積もりを依頼して、最も信頼できそうな業者を探しましょう。少しでも参考にしていただけますと幸いです。


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