【最新版】マンション用エコキュートの選び方
2020年12月22日
エコキュートは、優れた省エネ性能がある給湯器としてよく耳にするのではないでしょうか。
電気料金がエコキュートを導入すると節約できるといわれていますが、では、自分のマンションにもエコキュートは設置できるのでしょうか?
ここでは、マンション用エコキュートの選び方についてご紹介します。
■エコキュートはマンションでも使えるか?
エコキュートは、ヒートポンプの技術でお湯を沸かします。
ヒートポンプというのは、熱エネルギーを大気中から集めて大きな熱エネルギーにするもので、エコキュート以外に、身近な冷蔵庫やエアコンなどでも使われています。
ガス給湯器はお湯をガスの力で沸かし、電気温水器はお湯を電気の力で沸かします。
しかし、エコキュートはお湯をヒートポンプで大気中から集めた熱エネルギーと電気で沸かします。
電力会社によれば、熱エネルギーを使う電力の3倍以上生み出し、一次エネルギーの消費量はガス給湯器と比較しても約35%も少なくなるそうです。
エコキュートは、ガス給湯器や電気温水器と比較して、お湯を効率良く沸かすことができます。
エコキュートを設置することによって、ガス代がお湯を沸かすときにかからないのみでなく、電気温水器と比較しても非常に電気料金が安くなります。
それぞれの家庭の電気料金は、ライフスタイルやお湯の沸かし方によって違ってきますが、電気温水器の毎月の電気料金が約3,000円の家庭のときは、エコキュートに替えることによって電気料金が約1,000円に安くなります。
エコキュートは10年以上の寿命といわれているため、長期的に見れば電気料金を大きく節約することができます。
●エコキュートは設置スペースが必要である
給湯器を設置するために必要なスペースは、給湯器によって非常に違います。
ガス給湯器は、必要な量のお湯を必要なときだけガスの力で瞬間的に沸かします。
そのため、壁掛け設置ができるため、ほとんど設置スペースが必要ありません。
しかし、電気温水器は、主として深夜電力を使ってお湯を沸かしてタンクに貯めて、昼間にもこのお湯を使うようになります。
そのため、貯湯タンクが必要であり、設置スペースがタンク容量に応じて必要です。
エコキュートでは、お湯をためる貯湯タンクと大気中の熱を集めるためのヒートポンプが必要になります。
そのため、エコキュートは、ガス給湯器や電気温水器よりも広いスペースが必要になります。
●エコキュートの騒音トラブル
エコキュートは、電気温水器と同様に深夜電力を主として使ってお湯を沸かします。
しかし、エコキュートは大きな低周波音を電気温水器よりも発生することがデメリットです。
エコキュートのヒートポンプは、ファン(送風機)を大気中の熱エネルギーを集めるために搭載しており、このファン(送風機)が回ると低周波音が発生します。
さらに、ヒートポンプには大気中の熱エネルギーを圧縮して高温を作るためのコンプレッサー(圧縮機)を搭載しており、このコンプレッサー(圧縮機)が運転すると低周波音が発生します。
エコキュートの低周波音の要因としては、このファン(送風機)とコンプレッサー(圧縮機)があります。
ヒートポンプから発生するのは、40dB程度の低周波音といわれています。
この低周波音の大きさの目安としては、図書館、市内の深夜、昼間の静かな住宅地くらいで、支障が会話にはないくらいです。
そのため、決してこの低周波音は大きな音ということではありません。
しかし、この低周波音が深夜に気になることがあります。
群馬県の男性がエコキュートを隣家が設置したために夜眠れなくなったということで、2009年にエコキュートのメーカーなどを訴えたこともあります。
そのため、近隣への騒音に対してエコキュートを設置するときは気配りする必要があり、マンションに設置するときは、隣家との距離が戸建てよりも小さいため、特に注意する必要があります。
しかし、エコキュートの低周波音は、深夜であるため気になるくらいのものです。
そのため、距離を隣家の寝室から取る、低周波音が排気口や換気ダクトから伝わらないように設置する、防音シートや制振材取り付ける、喉によって、隣家への騒音を少なくすることができます。
エコキュートの事業者団体の(社)日本冷凍空調工業会が、ホームページで「騒音等防止を考えた家庭用ヒートポンプ給湯機の据付けガイドブック」を公開しているため参考になります。
●エコキュートどこに設置するか?
エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットが必要になるため、広いスペースが必要である、低周波音が深夜に発生すると言うデメリットがあります。
そのため、エコキュートを設置するときは、このようなデメリットを控除する必要があります。
もし、従来電気温水器を使っていたのであれば、貯湯タンクが設置できるスペースがあり、簡単に配管工事もできるでしょう。
そのため、エコキュートを設置する第一候補は、同じ場所になります。
このときは、どこにヒートポンプユニットを設置するかを検討しながら、近隣の迷惑にヒートポンプユニットの低周波音がならないように対策することが必要です。
しかし、従来ガス給湯器を使っていたのであれば、問題が面倒になります。
専用庭がマンションの1階であれば、屋外にエコキュートを設置することも候補になりますが、専用庭がないときはバルコニーやベランダにエコキュートを設置する必要があるケースもあるでしょう。
しかし、エコキュートはお湯を最大550Lも貯めるようになり、ヒートポンプユニットやタンクユニットそのものの重さもかかってきます。
そのため、500kg~600kg超の重量にバルコニーやベランダが耐えられないと、エコキュートは設置できません。
また、エアコンの室外機などが近くにあるときは共振して騒音が大きくなることもあるため注意が必要です。
さらに、どのように配管工事を行うかも問題になります。
配管工事のために穴を壁に空けたり、配管スペースを作るために床下を上げたりするなど、工事が大掛かりになることもあります。
エコキュートにガス給湯器から替えるときは、工事が大掛かりになることもあるため、十分に工事業者と相談してエコキュートを設置することが必要です。
●事前相談が管理組合と必要
エコキュートをマンションに設置するときは、設置スペースや騒音の問題があるためハードルが戸建てに設置するときよりも高くなりますが、これ以外にも問題があります。
工事がエコキュートを設置するときは必要です。
特に、ガス給湯器からエコキュートに替えるときは、設置工事以外に配管工事も必要であるため、工事が大掛かりになります。
電気温水器からエコキュートに替えるときも、給湯専用の電気温水器で替えるエコキュートがセミオートやフルオートのときは注意する必要があります。
というのは、配管工事がお湯を浴槽に送るために必要になるためです。
また、工事を行うときは、ホコリや騒音というような問題があるため迷惑が近隣にかかります。
特に、大きなエコキュートを自分の専有部分まで廊下やエレベーターを使って運搬するため、マンションの他の住民に影響を及ぼすようになります。
そのため、エコキュートをマンションで設置するときは、前もって管理組合に届け出たり、承認をもらったりすることが必要です。
管理規約の内容がマンションによって違っていることがあり、手続きが工事によって違うこともあります。
マンションによっては、基準が設置する給湯器の性能に設けられていることもあるため、このチェックも必要です。
エコキュートだけでなく、大きな機材をマンションで搬入したり、工事したりするときは以前相談が管理組合と必要になります。
また、管理組合ときちんと相談することが、先々の近隣トラブルを避けることにもなるでしょう。
■マンション用エコキュートの設置条件、おすすめの商品
エコキュートを使う方が、オール電化では節約できます。
しかし、エコキュートが設置できるか、マンションのときはわからないでしょう。
ここでは、マンション用エコキュートの設置条件、おすすめの商品についてご紹介します。
●マンション用エコキュートの設置条件
ここでは、マンション用エコキュートの設置条件についてご紹介します。
マンション用エコキュートの設置条件としては、次のようなものがあります。
マンションの給湯器の規定としては、給湯器の種類、エコキュートが設置可能か、給湯器メーカーの規定などがあります。
管理組合の許可としては、管理組合の種類などの条件との合致、エコキュート設置の許可、賃貸マンションはオーナーや管理会社の許可が必要があります。
設置されている給湯器の場所・種類としては、同じ種類の設置場所・給湯器になることが多い、違った種類の給湯器は設置が困難である、設置条件が変わると困難なことが多いがあります。
設置業者の確認が取れて、エコキュートのヒートポンプユニットと貯湯ユニットが設置できるスペースがあることが必要です。
エコキュートをマンションに設置するときは、「給湯器に関する規約」が大切になります。
この規約は管理組合によって決められたもので、制限がマンションに設置できる給湯器にはあることが多くあります。
特に、給湯器のサイズや種類がマンションの構造上の理由などで制限されることがあります。
そのため、最初にエコキュートが設置できるかをチェックしましょう。
次に、エコキュートの設置条件としては、工事ができるかどうか、エコキュートの設置スペースがあるかどうかが大切になります。
マンションに給湯器のエコキュートなどを設置するときは、基本的に同じ設置方法で従来設置している給湯器と同じ種類のものを設置することです。
そのため、電気温水器やエコキュートをオール電化のマンションですでに設置している状況でないと、エコキュートが設置できないことも多くあります。
また、専有部分と共用部分がマンションにはあり、基本的に専有部分は自由にリフォームできます。
しかし、マンションのトラブルなどが発生するのを防止するために「自由に専有部分でもしてはいけない」こともあります。
そのため、エコキュートを設置するときは、エコキュートの設置工事何ができるかをチェックしておく必要があります。
オール電化のマンションなどで、エコキュートをすでに設置しているときは、メーカーが同じエコキュートをであれば、設置してもほとんど問題はありません。
しかし、新しくエコキュートをマンションに設置するときは、特にエコキュートは万全に騒音対策を行っているか、エコキュートが設置したいところに収まるか、ということに注意してください。
エコキュートは騒音対策が結構必要であり、ヒートポンプユニットを設置するところによっては、迷惑が近隣の住民などにかかります。
ヒートポンプユニットを寝室の近くのベランダやバルコニーに設置すると、エコキュートの低周波の影響を自分が受けるときもあります。
そのため、エコキュートは万全に騒音対策を行う必要があります。
また、マンションにエコキュートを設置するときは、戸建て住宅で実施する十分な距離をヒートポンプユニットから確保する、防音壁を設置するなどのエコキュートの一般的な騒音対策ができないことも多くあります。
そのため、エコキュートをマンションに設置する前に十分に騒音対策を検討しておく必要があります。
さらに、エコキュートは貯湯ユニットが以外と大きいということがあります。
マンション用エコキュートは、パイプシャフトやパイプスペースというようなところに一般的に設置します。
しかし、貯湯量が大きいエコキュートのときは、貯湯ユニットがこのようなところに収まらないことも考えられます。
そのため、エコキュートを選ぶときは必要な湯量を考慮することも大切になりますが、エコキュートをマンションに設置するときは、エコキュートが設置できるところの広さを優先することも必要になります。
●おすすめのマンション用エコキュート
火災を防止する面でもオール電化のマンションは優れているため、オール電化に必要なマンション用エコキュートの需要も高くなっています。
そのため、マンション用エコキュートの種類も多くなっていますが、戸建て住宅用エコキュートと比べると、現状では数が限定されています。
ここでは、おすすめのマンション用エコキュートについてご紹介します。
マンション用エコキュートの中でも、三菱、パナソニック、コロナが特におすすめです。
というのは、特徴がそれぞれにあるエコキュートで、この3社のメーカーはマンションの限定された設置条件をクリアしやすいと想定されるためです。
また、エコキュートのマーケットシェアでもこの3社のメーカーは上位になっているため、サポート体制や使いやすさなどにおいても安心できると考えられます。
三菱のマンション用エコキュートは、コンパクトサイズで優れた省エネ性能であるため人気になっています。
特に、マンション用エコキュートのようにコンパクトサイズやスリムサイズにすると、一般的なエコキュートよりも省エネ性能は悪くなってしまうときが多くあります。
しかし、三菱のマンション用エコキュートは、省エネ性能がコンパクトサイズでも優れており、小さくても光熱費がしっかり節約できることがおすすめです。
水漏れが万一発生したときでも、「エマージェンシーストップ機能」によって、大きな被害がマンション内に出ないようになっていることも評価が高くなっています。
パナソニックのマンション用エコキュートは、業界でトップのコンパクトサイズで着目されています。
パイプスペースなどにマンション用エコキュートは収めるために、貯湯ユニットが容量が小さくてコンパクトになっています。
しかし、パナソニックのマンション用エコキュートは容量が大きくなっています。
容量が大きいマンション用エコキュートが欲しいときは、パナソニックのマンション用エコキュートが間違いなくおすすめです。
コロナのマンション用エコキュートは、優れた静音性であることがおすすめです。
マンションは隣との距離が戸建て住宅よりも近いため、より注意がエコキュートの騒音に対しては必要になります。
しかし、戸建て住宅で実施されるエコキュートの騒音対策がマンションでは十分に利用できないときもあるため、静かなヒートポンプユニットの音のエコキュートが重宝されるときが多くあります。
騒音対策がマンションでは心配であるためエコキュートを設置しにくいと思っているときは、コロナのマンション用エコキュートがおすすめです。
・三菱のマンション用エコキュート
ここでは、三菱のマンション用エコキュート(SRT-S184D)についてご紹介します。
主な機能としては、エマージェンシーストップ(エマスト)、アシスト湯はり、バブルおそうじ、学習機能、わき上げモード(3種)があります。
風呂機能はフルオートで、貯湯ユニット容量は180L(177L)、サイズは高さ×幅×奥行が、貯湯ユニットは1830×430×630mm、ヒートポンプユニットは715×800×285mm、運転音(中間期/冬期)は51dB/56dB、年間給湯保温効率(JIS)は3.1、省エネ基準達成率は110%(目標年度2017年度)です。
三菱電機のマンション用エコキュートのおすすめは「SRT-S184D」で、屋内設置ができるエコキュートで、サイズが同じ屋外設置用エコキュートと能力が同等です。
貯湯ユニットは少なめの容量ですが、1人~4人家族用で多くお湯を使わないときは湯量が十分にあります。
また、コンパクトエコキュートですが、多くの機能もあり、戸建住宅用エコキュートに省エネ基準達成率も引けを取らないといえます。
しかも、フルオートのお風呂の機能で、保温もお湯張りも自動です。
マンション住まいでも、面倒な手間がかからないため非常に使いやすいと思われます。
マンション用エコキュートとしては、省エネ性が十分にあると思われます。
三菱のマンション用エコキュートが、省エネ性能が高くコンパクトなエコキュートが欲しい人にはおすすめです。
・パナソニックのマンション用エコキュート
ここでは、パナソニックのマンション用エコキュート(HE-NSU37JQMS)についてご紹介します。
主な機能しては、エコナビ、配管洗浄、ソーラーチャージ機能、給湯ガイド、ZEH対応、 昼間沸き上げ停止があります。
風呂機能はフルオート(パワフル高圧フルオート)、貯湯ユニット容量は370L、サイズ(高さ×幅×奥行)は貯湯ユニットが1810×600×680mm、ヒートポンプユニットとは672×799×299mm、運転音(中間期/冬期)は50dB/55dB、年間給湯保温効率(JIS)は3.3、省エネ基準達成率は100%(目標年度2017年度)です。
パナソニックのマンション用エコキュートのおすすめは「HE-NSU37JQMS」で、三菱のマンション用エコキュートに省エネ基準達成率ではリードされていますが、貯湯ユニットの容量はリードしています。
しかし、貯湯ユニットのサイズは、ちょっと奥行きと幅が大きくなっているため、前もってエコキュートを設置するところに収まるかを十分にチェックしてから買うようにしてください。
また、パナソニックのマンション用エコキュートは、豊富に機能もあります。
機能は屋外設置は戸建て住宅のエコキュートよりは少なくなっていますが、「エコナビ」というパナソニックの省エネ機能として高い人気があるものも搭載しています。
そのため、省エネに十分になると思われるエコキュートです。
家庭のエネルギー管理に必要な「ZEH」にも、パナソニックのマンション用エコキュートは対応しています。
これ以外の機能としても、一般的なエコキュートと機能面では同等といえます。
パナソニックのマンション用エコキュートは、マンションに設置できる大きな容量の貯湯ユニットのエコキュートが欲しい人におすすめです。
・コロナのマンション用エコキュート
ここでは、コロナのマンション用エコキュート(CHP-S30AY1-12)についてご紹介します。
コロナのマンション用エコキュートのおすすめは「CHP-S30AY1-12」で、もうちょっと貯湯ユニットの容量が大きいタイプもありますが、貯湯ユニットの容量とサイズのバランスを考慮すれば、この程度のものがいいと思われます。
そのため、貯湯ユニットの容量がもうちょっと大きいエコキュートが欲しいときは、そちらが選べるためおすすめです。
また、コロナのマンション用エコキュートは、運転音が着目されます。三菱やパナソニックのおすすめのマンション用エコキュートよりも、コロナのマンション用エコキュートは静かです。
運転音の感じ方はエコキュートのヒートポンプユニットの設置状況によって違うときもありますが、この程度の違いがあると、騒音トラブルを防ぎたい人にはおすすめです。
これ以外に、コロナのマンション用エコキュートは十分に省エネ基準達成率も達成しており、エコ機能や節水機能なども充実しています。
コロナはエコキュート最初に販売したメーカーとしても有名であるため、性能の良さも評判です。
コロナのマンション用エコキュートは、一定の省エネ性能があり静かな運転音のエコキュートが欲しい人におすすめです。
■マンション用エコキュートを設置するときの騒音対策
ここでは、マンション用エコキュートを設置するときの騒音対策についてご紹介します。
●距離を隣の部屋から確保する
マンション用エコキュートを設置するときの騒音対策としては、やはり距離を別の世帯の生活スペースから確保して設置することです。
特に、夜間にエコキュートは運転するため、設置するときに寝室から遠ざけることが必要です。
隣の家の寝室の場所がわかるときは、できるだけ寝室から離して設置するのがおすすめです。
また、音が壁沿いに伝わることもあります。
音が壁を伝って増幅するときもあり、音が実際よりも大きく響いてしまうこともあります。
そのため、エコキュート設置するときは壁からちょっと離したり、反響しないようなところを選んだりするのがいいでしょう。
●防振ゴム・防音シートを貼る
エコキュートは運転するときに振動が少し発生します。
このようなときは、エコキュートと地面の間に防振ゴムを入れることによって振動が少なくなります。
防音シートは、音の反響を防止するために開発されたものです。
エコキュートを買うときに、この防音シートは販売店やメーカーに相談するとほとんど入手できます。
また、エコキュートを設置した後に騒音が気になるようなときは、ネットショップなどで買うこともできます。
●排気口やダクトの位置を調節する
家の排気口やダクトをどうして、エコキュートの音が聞こえてしまうこともあります。
そのため、出来る限りエコキュートは外と通じる配管のあるところに設置しないのがおすすめです。
もしこのようなところにエコキュートを設置する必要があるというときは、設置する位置を音が反響しないようにちょっとずつ調節すると少しは音が変わるでしょう。
●点検を定期的に行う
エコキュートが故障しかけている、あるいは調子が良くないときは、騒音が発生することがあります。
普段はエコキュートの音が非常に静かであったが、音が急に大きくなったようなときはメンテナンスを早急に行うのがおすすめです。
また、このようなトラブルを未然に防止するためにも数年に1回は専門の業者によるメンテナンスと点検を頼みましょう。
エコキュートを買うときは、サービスとして無償メンテナンスがついていることも多くあるため、有効にこのようなサービスを利用してみましょう。
■マンション用エコキュートをベランダに設置するときの注意点
ここでは、マンション用エコキュートをベランダに設置するときの注意点についてご紹介します。
●ベランダの重さに対する耐久性をチェックする
ベランダは、ほとんどあまり重いものを設置することを考えて作っていません。
そのため、急に300Lを超えるようなエコキュートを設置すると、耐久性が心配なこともあります。
そのため、エコキュートを設置するときは、前もって管理組合と相談するときに、このようなエコキュートの重さに対する耐久性についても相談しておきましょう。
●転倒防止設備を装着する
エコキュートを設置したときには、タンクユニットの転倒が心配になります。
しかし、ほとんどのエコキュートは、耐震強度や転倒防止については相当装備がしっかりしています。
しかし、気になるときは、強度をよりアップしたいことをメーカーに問い合わせるなどして対策しましょう。
●騒音対策を実施する
エコキュートのヒートポンプユニットの音は40dBくらいとされています。
このヒートポンプユニットの音は、静かな住宅街や図書館同じようなものです。
しかし、エコキュートは主としいて夜間に運転します。
そのため、深夜の住民が寝静まったときに運転するため、小さな音でも気になるような人もいるようです。
エコキュートを設置するときは、自分たち家族の生活だけでなく、近所の人とトラブルが発生しないように騒音対策が必要になります。
特に、マンションにエコキュートを設置するときは、念入りに騒音対策を実施するようにしましょう。
まとめ
ここでは、エコキュートはマンションでも使えるか?マンション用エコキュートの設置条件、おすすめの商品、マンション用エコキュートを設置するときの騒音対策、マンション用エコキュートをベランダに設置するときの注意点についてご紹介しました。
エコキュートを設置することによって大きく電気料金を節約することができますが、マンションに設置するときは隣家への騒音対策や設置スペースの確保の問題があります。
しかし、省スペースの機種で搬入や設置が容易なエコキュートも販売されており、事業者団体の騒音対策マニュアルもあります。
省エネをマンションリフォームで考えるのであれば、選択肢の一つとしてエコキュートを考えて、工事業者などに相談してみるのがおすすめです。
また、エコキュートをマンションに設置するときは、細かい規定がマンションごとにあるため、規約をチェックしたり、管理組合に問い合わせしたりするようにしてください。
さらに、マンション用エコキュートでもいろいろなサイズがあるため、自分が住んでいるマンションの設置する予定のところのスペースはチェックするようにしてください。
エコキュート、修理、交換設置について
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