2023年最新版エコキュートが凍結してしまってお困りの方へ

2023年1月30日

今年になってからの寒波は非常に凄まじいもので、配管の凍結などが心配の方、凍結してしまった方も多いのではないでしょうか。
エコキュートが凍結してしまってお困りの方へ
エコキュートは、お湯を夜間に沸かして貯湯タンクに貯めておくものです。
しかし、厳しい寒さになると、エコキュートが凍結してしまってエラーが表示してお湯が出なくなったりするときがあります。
ここでは、エコキュートが凍結してお困りの方へ、エコキュートが凍結してしまう理由、エコキュートが凍結してしまったときの対応法、エコキュートが凍結しないための対応法、エコキュートのメーカーごとの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法、についてご紹介します。

■エコキュートが凍結してしまう理由

エコキュートは、室外に設置したヒートポンプユニットでお湯を沸かして貯湯タンクに貯めておいて、必要なときに給湯配管やふろ配管を通してお湯を供給するものです。
そのため、エコキュートの給湯配管やふろ配管は外気温の影響を受けます。
例えば、外気温が急に下がって氷点下になったり、氷点下の日が継続したりすると、エコキュートの給湯配管やふろ配管が凍結してしまうことがあります。

■エコキュートが凍結してしまったときの対応法

エコキュートの給湯配管、ふろ配管が凍結してしまったときは、凍結してしまった箇所を温める必要があります。
温める方法としては、主として次のようなものがあります。

●凍結が自然に無くなるのを待つ

最も簡単で単純な方法としては、配管の凍結が自然に無くなるのを待つことです。
外気温が夜間に下がったことによって配管が凍結してお湯が出ないということであれば、しばらくそのままにしておいて外気温が上がるとお湯が自然に出るようになります。
特にお湯を急いで使う必要がないようなときは、しばらく待っておくとお湯が使えるようになります。
なお、外気温が昼間でも氷点下であれば待ってもお湯が使えないため注意しましょう。

●ぬるま湯を凍結してしまった箇所にかける

お湯をすぐに使いたいときは、ぬるま湯を凍結してしまった箇所にかけるという方法があります。
この方法は、無理やり凍結してしまった箇所を溶かすため、ぬるま湯を凍結してしまった箇所にかけるなどの方法がおすすめです。
凍結してしまった箇所として考えられるのは、貯湯ユニットから台所などに繋がる給湯配管、貯湯ユニットから浴槽の循環アダプターに繋がるふろ配管、貯湯ユニットとヒートポンプユニットを繋いでいる配管です。
このときは、凍結した箇所を早く溶かしたいということでも、熱湯をかけるのは駄目であるため注意しましょう。
凍結した箇所にかけるお湯は、ちょっと人肌よりも暖かい程度のぬるま湯にする必要があります。
というのは、いきなり凍結した箇所に熱湯をかけると、配管が破損することがあるためです。
そのため、まず、タオルなどを凍結した箇所に巻いて、この上からぬるま湯をだんだんかける方法がおすすめです。
最後は、きちんと水分を拭き取っておきましょう。

■エコキュートが凍結しないための対応法

ここでは、エコキュートが凍結しないための対応法についてご紹介します。

●ふろ配管が凍結しないための対応法(フルオートタイプだけ)

エコキュートがフルオートタイプのときは、お湯や水を浴槽に貯めたままにしておいて、自動で浴槽のお湯や水を循環させることによって、ふろ配管が凍結しないようになります。
家族の全員がお風呂に入った後、お湯を全て抜かないでお湯を浴槽に残しておきます。
このときは、浴槽の循環口から約10cm程度上までお湯を残しておく必要があります。
エコキュートのフルオートタイプのときは、3℃を外気温が下回ると、自動でふろ配管が凍結しないように運転する機能が付いています。
この機能を使うと、浴槽に残しておいたお湯をふろ配管の中で循環させることによって凍結しないようにすることができます。
浴槽にお湯や水が無いときはエラーが表示して運転が停まるため、先にご紹介したようなレベルまでお湯や水を残しておくようにしましょう。

●給湯配管・給水配管が凍結しないための対応法

給湯配管・給水配管に風が直接当たると、熱が奪われるため温度が下がって凍結しやすくなります。
そのため、貯湯ユニットに脚部化粧カバー(別売品)を取り付けると、直接給湯配管・給水配管に風が当たらないため凍結しにくくなります。
また、給湯配管・給水配管が凍結しないためには、ちょっとだけ蛇口から水を出しておく方法もあります。
エコキュートの給湯配管・給水配管が凍結しないためには、常に配管の中の水を流動させておく必要があります。
この考え方は、一般的に川が凍結しにくいのと同じものです。
そのため、給湯配管・給水配管が凍結しないように、一晩中、ちょろちょろと蛇口から水が出るようにしておく必要があります。
蛇口から出す水の量としては、1分間に200ml(コップ1杯)程度で問題ありません。
しかし、水を常に出したままにするということであるため、水道代が多少かかります。
そのため、排水口に蛇口から出た水を垂れ流しにするのはもったいないため、洗濯用の水などに使うためにバケツなどで受けておくと水道代も気にならないでしょう。
なお、エコキュートの中には、蛇口から水が出るようにする「水モード」が設定できない機種があります。
このような機種であれば、貯湯ユニットのお湯を垂れ流しするようになるため、お湯が必要なときに不足することがあります。
そのため、あまりこの方法はおすすめではありません。

●給湯配管・給水配管、ふろ配管、ヒートポンプユニットの配管の保温材の取付

保温材で給湯配管・給水配管、ふろ配管、ヒートポンプユニットの配管は覆われていますが、保温材が破損していれば凍結するときがあります。
特に、金属部分のストレーナー、バルブなどは凍結しやすいため、保温材が破損しているときは早めに販売店に補修してもらいましょう。

●配管に凍結防止ヒーターを取り付ける

給湯配管・給水配管、ふろ配管、ヒートポンプユニットの配管が凍結しないための最も一般的な方法としては、配管に凍結防止ヒーターを取り付けることです。
凍結防止ヒーターは、一定の温度以下に外気温が下がると、ヒーターが自動で作動して配管が凍結するのを防ぐものです。
配管が凍結しないために十分な効果が期待できますが、電源が別に必要になるため、凍結防止ヒーター用の100Vの電源コンセントが配管の近くにないときは、業者に頼んで電源コンセントを設置する必要があります。
凍結防止ヒーターの価格は配管の長さによって違いますが、数千円~2万円程度で取り付けできるでしょう。
そのため、エコキュートを設置した業者に相談してみましょう。
このように、エコキュートの配管に凍結防止ヒーターを取り付けることによって恒久的に凍結しないようになります。
そのため、エコキュートを設置するときに、一緒に配管に凍結防止ヒーターを取り付けるのが最もおすすめです。

●長期間留守にするときも注意する

長期間エコキュートを使わないときは沸き上げを停止することができますが、このときには配管が凍結しないようにすることが必要です。
配管が凍結しないようにすると同時に貯湯タンクの中を掃除するために、水抜きをしてください。
水抜きは時間が結構かかりますが、水抜きをしないで沸き上げを停止したときは、配管が凍結して破損することによって修理費が高くなることがあるため、必ず水抜きをしましょう。
水抜きをしても配管が凍結して破損してしまったときは、漏水を防ぐためにエコキュートの給水バルブを閉めておきましょう。
漏水がもし止まらないときは、水道メーターバルブを閉めて、修理を業者に頼んでください。
修理は、エコキュートを設置した業者に頼んだり、あるいはエコキュートのメーカーに直接電話をかけて頼んだりしましょう。

エコキュートが凍結してしまってお困りの方へ

■エコキュートのメーカーごとの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法

ここでは、エコキュートのメーカーごとの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法について紹介します。

●三菱のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法

ここでは、三菱のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法についてご紹介します。

・三菱のエコキュートの凍結防止方法
三菱のエコキュートの凍結防止方法は、「三菱エコキュート取扱説明書」(https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/wink/MA_IB/t965z241h04.pdf)の56ページの「凍結防止」を参考にしてください。

・三菱のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法
三菱のエコキュートでエラーコードの「C03」「C19」「C20」「C21」「C23」「C26」「C27」「C30」「103」「120」のどれかが表示して沸き上げができないときは、エコキュートの配管などが凍結していることが考えられます。
また、エラーコードの「F06」が表示して沸き上げができないときは、水位センサーの断線によって風呂の水位がお湯はり時に検知できない状態です。
特に、冬のシーズンは、ふろ配管が凍結している可能性があります。
このようなときは、次のサイトの「エコキュートの凍結解除方法」を参考にしてください。

https://pi-ta.com/ecocute/%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E5%87%8D%E7%B5%90/#melt

先にご紹介した「エコキュートの凍結解除方法」でもエラーコードが消えないときは、凍結以外の要因の可能性があります。
このようなときは、エコキュートを設置した業者あるいは三菱に連絡してください。

●パナソニックのエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法

ここでは、パナソニックのエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法についてご紹介します。

・パナソニックのエコキュートの凍結防止方法
パナソニックのエコキュートの凍結防止方法は、対象のエコキュートのシリーズ、品番の「エコキュート 工事・取扱説明書」(https://sumai.panasonic.jp/hp/8manual/)を参照してください。

・パナソニックのエコキュートの凍結関係のエラー表示と対策法
パナソニックのエコキュートでエラーコードの「U22」が表示して沸き上げできないときは、エコキュートの配管などが凍結していることが考えられます。
このようなときは、次のサイトの「エラーコード『U22:断水異常』が出た場合はどうしたらいいですか?」を参考にしてください。

https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/99137/~/%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%8Eu22%EF%BC%9A%E6%96%AD%E6%B0%B4%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%80%8F%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%81%9F%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F

このような方法でもエラーコードが消えないときは、凍結以外の要因の可能性があります。
このようなときは、エコキュートを設置した業者あるいはパナソニックに連絡してください。

●日立のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法

ここでは、日立のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法についてご紹介します。

・日立のエコキュートの凍結防止方法
日立のエコキュートの凍結防止方法は、エコキュートの「取扱説明書」(https://www.j-ecosystem.co.jp/consumer/info_taiou/pdf/hitachi.pdf)の38ページの「凍結防止について(外気温が低いとき)」、39ページの「数日間お湯を使わないとき(使用を休止する)」、40ページの「1か月以上お湯を使用しないとき(排水のしかた)」を参照してください。

・日立のエコキュートの凍結関係のエラー表示と対策法
日立のエコキュートでエラーコードの「Er15」「Er24」「HE22」のうちのどれかが表示してお湯はりができないときは、エコキュートの配管などが凍結している可能性があります。
エコキュートの配管などが凍結している可能性があるときは、先にご紹介した「エコキュートが凍結してしまったときの対応法」を試してください。
このような方法でもエラーコードが消えないときは、凍結以外の要因の可能性があります。
このようなときは、エコキュートを設置した業者あるいは日立に連絡してください。

●ダイキンのエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法

ここでは、ダイキンのエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法についてご紹介します。

・ダイキンのエコキュートの凍結防止方法
ダイキンのエコキュートの凍結防止方法は、「空調製品情報検索サイト」(https://d-search.daikin.co.jp/open/top)で対象のエコキュートの型式を入力して取扱説明書をダウンロードして確認してください。
・ダイキンのエコキュートの凍結関係のエラー表示と対策法
ダイキンのエコキュートでエラーコードの「HJ」が表示されるときは、エコキュートの配管などが凍結していることが考えられます。
エコキュートの配管などが凍結している可能性があるときは、先にご紹介した「エコキュートが凍結してしまったときの対応法」を試してください。
このような方法でもエラーコードが消えないときは、凍結以外の要因の可能性があります。
このようなときは、エコキュートを設置した業者あるいはダイキンに連絡してください。

●コロナのエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法
ここでは、コロナのエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法についてご紹介します。

・コロナのエコキュートの凍結防止方法
コロナのエコキュートの凍結防止方法は、「取扱説明書のダウンロード」(https://www.corona.co.jp/support/download/manual/)で対象のエコキュートの型式の取扱説明書をダウンロードして確認してください。

・コロナのエコキュートの凍結関係のエラー表示と対策法
コロナのエコキュートでエラーコードの「E14」「E16」が表示してお湯はりができないときは、エコキュートの配管などが凍結している可能性があります。
エコキュートの配管などが凍結している可能性があるときは、先にご紹介した「エコキュートが凍結してしまったときの対応法」を試してください。
このような方法でもエラーコードが消えないときは、凍結以外の要因の可能性があります。
このようなときは、エコキュートを設置した業者あるいはコロナに連絡してください。

●長府のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法

ここでは、長府のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法についてご紹介します。

・長府のエコキュートの凍結防止方法
長府のエコキュートの凍結防止方法は、「説明書・仕様書・寸法図等」(https://www.chofu.co.jp/support/data/spec/general/index.html)で対象のエコキュートの型式を検索して取扱説明書をダウンロードして確認してください。

・長府のエコキュートの凍結関係のエラー表示と対策法
長府のエコキュートでエラーコードの「U53」が表示されたときは、エコキュートの配管などが凍結していることが考えられます。
エコキュートの配管などが凍結している可能性があるときは、先にご紹介した「エコキュートが凍結してしまったときの対応法」を試してください。
このような方法でもエラーコードが消えないときは、凍結以外の要因の可能性があります。
このようなときは、エコキュートを設置した業者あるいは長府に連絡してください。

●東芝のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法

ここでは、東芝のエコキュートの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法についてご紹介します。

・東芝のエコキュートの凍結防止方法
東芝のエコキュートの凍結防止方法は、「お客様サポート」(https://www.toshiba-carrier.co.jp/products/small/eco/support/manual.htm)で対象のエコキュートの型式を検索して取扱説明書をダウンロードして確認してください。

・東芝のエコキュートの凍結関係のエラー表示と対策法
東芝のエコキュートでエラーコードの「H1」「H3」が表示されたときは、エコキュートの配管などが凍結していることが考えられます。
エコキュートの配管などが凍結している可能性があるときは、先にご紹介した「エコキュートが凍結してしまったときの対応法」を試してください。
このような方法でもエラーコードが消えないときは、凍結以外の要因の可能性があります。
このようなときは、エコキュートを設置した業者あるいは東芝に連絡してください。
エコキュートが凍結してしまってお困りの方へ
■まとめ

ここでは、エコキュートが凍結してお困りの方へ、エコキュートが凍結してしまう理由、エコキュートが凍結してしまったときの対応法、エコキュートが凍結しないための対応法、エコキュートのメーカーごとの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法、についてご紹介しました。
エコキュートが凍結してしまったときの対応法としては、次のようなものがあります。

・凍結が自然に無くなるのを待つ
・ぬるま湯を凍結してしまった箇所にかける

エコキュートが凍結しないための対応法としては、水のようなものがあります。

・ふろ配管が凍結しないための対応法(フルオートタイプだけ)
・給湯配管・給水配管が凍結しないための対応法
・給湯配管・給水配管、ふろ配管、ヒートポンプユニットの配管の保温材の取付
・配管に凍結防止ヒーターを取り付ける
・長期間留守にするときも注意する

エコキュートが凍結してお困りの方は、エコキュートのメーカーごとの凍結防止方法、凍結関係のエラー表示と対策法などについても、ぜひ参考にしてください。

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