エコキュート選びの必勝法!

2020年5月11日


エコキュートの設置を考えている方にエコキュートの機種選びのポイントについてご案内させて頂きます。エコキュートはガス給湯器や電気温水器などと比較しても給湯コストを削減できるため、非常に人気が出てきております。

まだまだガス給湯器が広く使われているイメージがあるかもしれませんが、オール電化住宅の普及に伴いエコキュートの人気が年々高くなってきています。

エコキュートは2001年に販売開始しました。
販売開始から20年ほど経過した現在では多くのメーカーが参入しています。

開発するメーカーによって機能などが異なり、使い勝手などが異なります。
エコキュートの導入を検討した場合は多くの機種の中から自宅に最適なエコキュートを探さなければなりません。

どの機種がご家庭に合うかわからないという方も沢山いらっしゃるんじゃないでしょうか?
機種選びの考えられるいくつかのポイントをご紹介していきたいと思います。

種類

エコキュートのタイプの違いはご存知でしょうか?
給湯専用・オート・フルオートなどと複数のタイプがあり、どのタイプを選ぶかによって使い勝手が異なります。

給湯専用タイプ

名称からイメージする事ができるかもしれませんが、お湯を沸かすことに特化したエコキュートとなります。他のタイプにある自動お湯はり機能等の便利機能がついておらず、お風呂にお湯はりをしたい時などは自分で蛇口を開けに行く必要があります。

最近の給湯器にはよくついている足し湯や追い炊きの機能もありません。
便利機能が削減されているので他のタイプよりも本体価格が安く設定されていることがメリットポイントです。

とにかく安くエコキュートを導入したいという方にオススメです。
現在お使いのものが給湯専用の場合は配管などを追加する工事もないので、シンプルに一番お求めやすくなります。

オートタイプ

名称だけで見るとオートですからフルオートタイプと機能的な違いが無いように思えますが、オートタイプの方が便利機能が少ないのです。
オートタイプは給湯専用とは異なり、自動でお湯はりをしてくれる機能がついています。

保温やたし湯などを自動で行う機能はついてないので、お湯が減ってきたりぬるくなったら自分で差し湯をしなければいけません。
給湯専用とフルオートの中間のようなタイプでフルオートよりも機能が少ないのでお求めやすいですが、給湯専用よりは本体価格が高い傾向があります。

フルオートタイプ

最も高機能なエコキュートがフルオートタイプです。
フルオートタイプはボタン一つでお湯はりや保温、足し湯などを全て自動で行ってくれる便利機能がついています。

ボタンを押すだけで自動でお湯はりをスタートし、設定量のお湯が貯まれば勝手にお湯をストップしてくれます。
追い炊きや足し湯も自動なので日々の生活上のお風呂は非常に便利になります。

設定すると足し湯や追い炊きを自動で行ってしまうので、設定方法によっては光熱費が高くなってしまう可能性はありますので注意が必要です。
給湯専用やオートタイプよりも高機能なので、本体価格も最も高くなります。

タンク容量

タンク容量も大事なポイントです。
ガス給湯器からエコキュートに入れ替えする場合は、使い勝手が大きく違ってきますので注意が必要になります。

ガス給湯器はお湯が必要な時に必要な分を作るという仕様です。
お湯の蛇口をひねれば、給湯器の故障が無い限りいつでもお湯を使うことが可能です。

エコキュートは貯湯式と呼ばれる仕様なので根本的な部分が異なまります。
エコキュートは1日に使用するお湯をまとめて作り、タンクに貯めておくという仕様になっています。

エコキュートは深夜帯の安い電気で給湯コスト削減するエコキュートのメリットがあります。
しかし、貯め置きしていた以上のお湯を使用してしまうと湯切れが発生して必要な時にお湯が使えないこともあります。

お湯切れが発生した場合は沸き増しすれば再びお湯が使用できますが、昼間の高い電気代でお湯を沸かしてしまいます。
そうなってしまうとエコキュートの給湯コスト削減効果が最大限生かせません。

毎日の生活で使用する湯量はご家庭ごとに大きく異なります。
使い勝手が悪くならないようにライフスタイルに合ったタンク容量を持つものを選択しなければいけません。

エコキュートは容量についても複数選択肢が用意されています。
一人暮らし用のタンク容量は150~200L

2~3人家族に適したタンク容量は300L
3~4人家族に適したタンク容量370L

4~5人家族に適したタンク容量460L
5~7人家族に適したタンク容550L

このようにメーカーからも家族構成を目安にオススメサイズが紹介されています。
もしご自身でシャワーを沢山使うという認識があるご家庭であれば、ワンランク上のサイズを選択しておいた方が良いでしょう。

頻繁な沸き増しが必要になってしまうとエコキュートのコスト削減効果が得られなくなってしまいますので、慎重にタンク容量を選びましょう。
設置業者に相談すると適切なサイズとオススメの型番を教えてくれるはずですので、プロに相談するのも1つの手でございます。

設置スペース

エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットを設置しなければいけません。設置のためには広いスペースが必要になります。

ガス給湯器などは小型化が進んでいるため、壁掛けきるなど設置場所に困るようなことはないでしょう。エコキュートの場合はそれなりに広いスペースが必要ですので、不安な場合は現地調査で設置可能か調べてもらう必要があると考えておきましょう。

エコキュートは大量のお湯を貯め置きしておくことから、満タンの状態では数百キロもの重さになります。設置予定場所が不安定な地盤では設置が難しいので基礎(コンクリートの設置面積箇所)を作る工事も必要になる場合もあります。

最近ではヒートポンプユニットと貯湯タンクの奥行きを薄くした薄型タイプやヒートポンプユニットと貯湯タンクを一体化させたエコキュートも販売されてきております。

設置スペース的な問題でエコキュートを迷っている方はこのような仕様のものもあることを知っておくと良いでしょう。価格だけに注目せず、機能も確認し、よく検討しましょう。

タンク容量や設置スペースに関しても慎重に検討するようにしましょう。少しでも参考にしていただけますと幸いです。


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